天畠大輔さんとの出会い

○新聞記事

平成31413日(土)、朝日新聞デジタル版で『耳すまし、博士号 発話困難な重度身体障がい男性、「通訳」と』を知る。

①名前:天畠大輔さん、②出身大学:ルーテル学院大学、③在住:武蔵野市

②、③が気にかかり上村先生に相談してみようと思っていた。5月27日(月)公開講座でお会いできるので聞いてみることにした。

天畠大輔さんの紹介

天畠 大輔 てんばた だいすけ

14歳の時、医療ミスにより、四肢麻痺・発話障がい・視覚障がいを負い、重度の障がい者となり車椅子生活を余儀なくされる。 ルーテル学院大学を経て、立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫性博士課程修了【20193月博士号(学術)取得】。現在は、㈱Dai-job highを運営する傍ら、中央大学にて「障がい者とコミュニケーション」の研究を行う。日本で最も重い障害をもつ研究者。東京都武蔵野市在住。1981年生まれ。

○講演会お知らせ

平成31414日、武蔵野プレイスの前の広場の掲示板で講演会を知った。「ボランティアではなく有償で~迷惑をかけることを怖がらないために~」と言うテーマが引っかかり参加申し込みのメールを送った。誰の講演か、どこが主催かはまったく気にしなかった。

○講演会

令和1年525日(土)、気温33度のなか武蔵野プレイス4階の会場に。初めて気がついた。障害者の方の講演会らしいと。講師は、渡辺 一史さん(ノンフィクションライター、『こんな夜更けにバナナかよ』著者)。重度障害者の自立について話が進む。体験を持った人の話は説得力がある。

司会の説明が悪く主催者あいさつが明確でなかった。場違いなのは俺だけで後の参加者は知っていたのだ。なんと、「あ・か・さ・た・な話法」の天畠大輔さんだった。女性介護者が「あごをガツン」と叩くのが気になった。名刺交換しようかと思ったが時間もなく当日は別れた。

「㈱Dai-job high」の代表取締役。

○支え合い

講演者の渡辺さんの本より

なぜ人と人は支え合うのか

「障害」から考える

障害者について考えることは、実は健常者について考えることであり、同時に自分自身について考えることでもあります。とりわけ、重度の障害がありながらも、地域で自立した生活を送っている人たちの試みをたどることは、普段は見過ごしていた自分と他人との関わりだとか、人と社会との関わり、あるいは、そもそも人が生きるとはどういうことなのかを考えていく上で、とても学ぶべきことが多いのです。そして、障害のある人たちが生きやすい社会をつくっていくことは、結局のところ誰の得になるのか、という素朴な視点で、福祉という発想を根本から問い直してみたいと思っています。

○公開講座で

ルーテル学院大学前期公開講座「食といのちと環境」第6回。担当講師 上村敏文先生。令和1527日(月)障害の話のなかで、先天的と後天的な障害には違いがあると。後天的な障害の例として天畠さんをとりあげた。入学の担当もしたしアメリカの研修旅行も一緒に行ったという。

○二度びっくり